ヨーロッパのジュエリー「アール・デコ」その3
アール・デコの名称は、1925年にパリで開催された、「現代の装飾美術(アール・デコライフ)と産業美術国際博覧会」という長い名前の会に由来します。
働く女性が身に着けられるもの、そして歴史上初めて自分の稼いだお金で自分のジュエリーを選ぶようになった女性が好んだもの、それが幾何学形状のシャープな線を生かしたデザインであったのは十分に理解できます。
丸や楕円、三角、四角、菱形といった形を地金で成形したり、その形を石でカットしたものを繋ぎ合わせたりしてデザインを構成した。
機械や工業製品を思わせる画期的なもので、デザイン優先の傾向が強く、非常に大胆かつダイナミックです。
まさに時代の工業化を象徴するデザイン!と言う感じです。
エスニックなジュエリーの方はトウッティ・フルッティと呼ばれるものが代表格で、インドから渡来した彫りを入れたルビーやサファイア、エメラルドなどで鉢や籠に入った花や果物をデザインしたものでした。
また、宝石に合わせて金属枠を作るのではなく、逆に金属の台座に合わせて磨り上げたカリブレ・カットの石で模様を描いた製品なども、平行して作られました。



